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[零の対応について]
対応表 (オフィシャルサイトより)
O - Kana, Kinzu V2, Sensei, G300, MX518, EC1/2
X - DA 3.5G, IE3.0, G500
V - EC Evo, AM (ハイセンシーのみ動作可能)
ですが、私は G500, Save そして Salmosa を零で使用しましたが、
私の使用環境では特に大きな問題はありませんでした
[零の触感]
最初の印象: ネオプレンのような感触でした。表面の材質はQcKの
ようですが、ベトベト感が少なく、質感はもっとはっきりしています。
それは、飛燕や紫電に使われているものよりもっと柔軟性があります。
[ミドル・レイヤー]
零の Xsoft 中間層は高密度でやわらかく柔軟性があります。
指で押したところ、まるで形状記憶の発泡体のようですが、指を離すと
また元に戻ってきます。
滑らかな表面と、柔軟な中間層で、手首も非常に快適です。 さらに、この組み合わせが巻きやすく、QcKのように持ち運びしやすくしています。
底面は、防滑層としてエンボス加工されます。 零をデスクの上に置き、表面を撫でると固くテーブルにくっついて 動き回りません。動かそうと思えば、一度テーブルから剥がしてから 行わなければいけません。この"スティッキーさ"は滑らかな滑走面を より際立たせています。ガラントのような滑らかさがなかったとしても 防滑効果はすごいものがあります。 QcK mini, 4HD, I-2 そして 5Lの 防滑性能とは比べようがありません。もしあなたのマウスパットが ちゃんと机にくっつかないのであれば、Artisanはあなたの次のパッド として選択してもいいと思います!
[製造品質]
製造の品質は、Artisanマウスパッドの偉大な特徴のひとつです。
まず初めに、平らな厚紙のパッケージは、あなたが初めてパッケージから取り出す時に、完璧にフラットにされており、
他の多くのマウスパッドのように、巻かれていません。
ふたつめに、エッジがとてもきれいにカットされており、ホツレ等がありません。
優良な製造プラス良質な手触りが零を芸術品のように感じさせます。
ですが、零(もしくは他のArtisanマウスパッド)のエッジはとてもシャープにカットされていますが、
人によってはもう少しなめらかな、例えばGoliathusのスティッチされたエッジを好むかもしれません。
[零の操作性]
| 初動
QcK mini と 飛燕 Midのあいだくらいです。スロープテストにおいても、零の初動はふたつのちょうど中間くらいです。
| 滑り
同様に、QcK mini と Hien Midのあいだくらいです。さらに飛燕とちがって、方向性もあまりないようです。
(飛燕は、横方向より縦方向の方が重いです。)
| 滑らかさ
速い動きをするとQcK miniはべたつき感があり、マウスの動きが
遅くなりますが、零、飛燕にはそれが無いです。
| ストッピング
零のストッピングモーションはQcK miniよりきびきびした
Hien Midよりもっときびきびしています。
| 要約
Artisanの記述にもあるように、零はQcKに近いですが、より速い
動きです。昔からあるような滑りのQcKに比べ、零はより低い摩擦と
速い初動、滑りを与えてくれます。 これは、容易にQcKより滑りがいい
滑走面だと感じさせてくれます。私は、QcKより零の動きをお勧めします。
[結論]
私は零マウスパッドはQcKの初動やグライドスピードを改善することがベースとして作られていると思います。
マウスのトラッキングの改善がない状況ですが、零マウスパッドは正確なマウス移動と操作性、良くできた製造方法で、QcKを上回っていると言えます。
正直に言って、このマウスパッドの品質と質感からすれば、より重い滑りが好きと言う人以外は、零よりQcKを選ぶという人はいないと思います。
硬いパッドで滑り重視だけど、QcKの質感がいいという人は多分零の想定オーナーでしょう。
ですが、もしあなたがQcKの質感のファンでなければ、私がテストしたパッドの中では、飛燕の方が零より全ての面でいいと思います。 似た値段帯のGoliathus, Taito や Talentの他の良いマウスパッドもあります。 それらを持っておらず、零と比べることができなかったこと、PTE/PixArtマウスのテストもできなかったことが残念です。
さらに、いくつかの一般的なマウス(DA 3.5G, IE3.0, EC Evo, G500など)での相性問題も零にはあります。 疾風などのプレミアム製品は問題ないようです。 なぜなら、プレミアムユーザーは、良いパッドに合ったマウスを選ぶことも気にしないからです。 (また彼らはそれに合ったマウスを選ぶために数種類持っているのでしょう。) ですが、私は零のようなエントリーレベルのマウスパッドがどうしてターゲットカスタマーのマウスの選択肢を狭くしているのかが分かりません。 しかしながら、公平にみて、G500や私の他のマウスを使用した際に、高解像度で使用した際にいくらかのジッターが出た以外は問題はありませんでした。
[現在のQcKユーザーをArtisanは吸収できるか?]
宣伝活動の少ない Artisan は既にマウスパッドマーケットに定着したポジションを築いているSSや他の有名ゲームギアメーカーと比べると
難しいものが有ると思います。
それは、Artisan自らの宣伝と、シェア拡大への挑戦です。 Artisanが零によってエントリーレベルのマウスパッドマーケットをブレークスルー出来るか、
またゲーマーに対して、知名度を上げられるかを見守っていきましょう。
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